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最後に寄り添う~看取り介護~

看取り介護は負担の大きい仕事

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介護職が抱える悩み

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看取り介護は死を穏やかに受け入れられるように利用者を支援する仕事です。実際に対応する介護職にかかる負担は大きく、利用者が刻々と死に近づいていく様子を近くで見守ることに対し、恐怖感を覚えます。誰にとっても死は恐怖の対象となり得るもので、加えて長い期間接してきた利用者が亡くなることに対して精神的なダメージを負うのは当然です。
また、夜勤時に不測の事態が起きた場合、連絡や対応などを1人で行うことになるので負担が大きくなります。日中はチームで仕事を進めますが、夜勤は1人になるケースも少なくありません。その際に、アドバイスや指示をしてくれる人が周囲にいないため、失敗してしまわないかと不安になる介護職が多いようです。

負担を減らす方法

看取り介護の負担を減らすためには、何よりも看取り介護に関する知識をしっかりと学ぶ必要があります。知識不足が不安につながるので、知らないことを放置したままだといつまで経っても不安は解消されません。本やインターネットなど、情報を得る手段は多岐に渡ります。まずは情報を集めて、必要な知識を学びましょう。
また、看取り介護ならではの視点を持つことが大切です。通常の介護とは異なり、利用者やその家族の想いが優先されるということを忘れないようにしましょう。利用者は基本的に終末期を迎えています。改善・回復が目的ではなく、苦痛を和らげることが重要になるため、入浴の拒否や食事内容のリクエストに対してもある程度は融通が利きます。これまで通常の介護に携わってきた人は、こういった視点をあらかじめ持っておけば負担を減らすことができるでしょう。
日々の業務内容を記録するのも不安解消につながります。業務内容を記録することで、利用者の死を冷静に受け止められるだけでなく、今後の業務にも役に立ちます。詳細に記録して、その時思ったことや改善点なども洗い出しましょう。こういった記録があれば、後輩が入ってきた時に体験談として伝えることもできます。
そして、悩みは1人で抱え込まないようにしてください。介護はチームで提供していくものです。自分だけで悩んでも解決しないことが多く、その悩みを抱え込んだまま業務に取り組むのはよくありません。信頼のおける先輩や上司に打ち明けてみましょう。夜勤時に1人で対応しなければならない際には、あらかじめ看護師などを含めたチーム内で緊急時の対応やオンコールの目安について話し合っておき、いつでも支え合える体制を作っておくことが重要です。